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和歌山城郭調査研究会
和歌山城郭調査研究会(和城研)は、1989年に発足、今年8月で
発足22年を迎えます。約100人いる会員のほとんどは専門家では
なく、城が好きな会社員や主婦、大学生ら。週末を活用し、平地の
城館や山中などに残る城の跡を調査し、その成果を冊子や公開講座
で発表してきました。
2009年8月30日には、20年の節目を記念して「紀州お城の日」と
題したイベントを開きました。
代表の白石博則さんは
「城跡は存在が知られず、宅地にされたり、堀を埋められたりする
ことが少なくない。城跡が残っていることを広く知ってもらい、
地域の財産の保存につなげてゆきたい」と話しています。
発足のいきさつ
和城研は現顧問で初代代表の水島大二さんと現代表の白石さんが、
立ち上げた。2人が出会ったのは1973年。中学2年だった白石さんが、
雑誌『歴史読本』に投稿し、それを読んだ日本城郭史学会委員の水
島さんが手紙を送ったのがきっかけでした。
その後、水島さんの調査に白石さんが同行しながら勉強。2人で
活動を続ける中、「和歌山城は有名だが、その他の城跡はほとんど
知られていない。地元の人にもっと知ってほしい」と1989年に
和城研を発足させました。
集まった会員は、大学生や教員、会社員など城に興味を持つ15人。
まず、県内のどこに城跡が残っているかを確認、そして“城とは何か”
を広く知らせる啓蒙活動に力を注ぎました。
城というと和歌山城のように天守閣のあるものをイメージしがち
ですが、白石さんは「館や屋敷でも堀があれば城だし、崖の上にある
ものも城。防御性を持つ施設は城ととらえます」と説明する。
県内の城跡は中世のものだけで約600、近世の台場や紀州徳川家の
御殿などを合わせると約700にのぼるという。
友ケ島で調査する和城研会員たち
踏査の成果 地域に紹介
2002年以降は毎年、日高郡、御坊市などエリアを決めて調査を進めて
いる。現地で歩測したり、メジャーで測り、城の特徴が分かるよう縄張
図と呼ばれる図を作成する。「江戸時代の城については文献があるが、
中世はほとんど残っていない。図にすることで、造られた時代や築城し
た人物、何人ぐらいの勢力の城かなどを浮かび上がらせることができる
んです」と白石さんは語ってくれました。
調査した翌年にはその地域で、地元に向けた講座を必ず開く。昨年
調査した紀の川市で今年6月14日に実施した講座には、50人以上の参加
がありました。参加したほとんどの人が地元に残る城跡について知らず、
「自分の持ち山に城が造られた理由が分かった」と話す人もいました。
活動する会員は現在、20代から80代まで約100人。そのほとんどは
発掘技師などの専門家ではなく、歴史好きが高じて入会した。
「10年ほど前、公開見学会で御坊の山城を案内してもらい、はまった
のをきっかけに入会しました」と話すのは事務局長を務める野田理
さんです。
「普通の山と思っていても、堀や土の壁、土塁が見つかることも。
山の中だから中世のそのままが残っている。信長や秀吉、信玄らが
生きていた時代に触れられるんです」と魅力を話してくれました。
20年の節目を迎えた際に、水島さんは次のように語りました。
「城に関心を持ち、研究する仲間が増えたことが何よりうれしい。
一般の城のイメージと違い、土だけのもの、堀だけのもあるが、
たとえ堀一つでも残すことで、正しい歴史を伝えてゆければ」
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